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目の前の問題は、テクニカルとノンテクニカルの両方の観点からとらえる

  • Writer: 佐藤 和弘
    佐藤 和弘
  • May 29
  • 1 min read

医療において、テクニカルに関する問題とノンテクニカルに関する問題は不可分の関係です。


例えば、患者Aさんに対する治療において、従来の治療法Bよりも、長時間の治療法Cが推奨されることがわかったとします。この段階では、テクニカルの観点では問題は解決しそうです。


しかし、肝心のAさん自身は、治療法Bを強く希望しました。なぜならば、治療法Cを選択すると、自宅で家族と過ごせる時間が減ってしまうからです。


このことが意味するのは、この段階では、テクニカルの問題に加えて、ノンテクニカルの問題にも向き合う必要性が出てきたと言うことです。さらに言えば、このノンテクニカルの問題を解決できなければ、治療法Cを実施できない、つまり、テクニカルの問題も解決できないということでもあります。


このことからもわかるように、


「目の前の問題は、テクニカルとノンテクニカルの両方の観点からとらえる」

ということを行動様式の標準セットにすることが大切になります。

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