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目移りを防ぐために、あえて新たな学びを見ないようにする

  • Writer: 佐藤 和弘
    佐藤 和弘
  • Oct 15
  • 2 min read
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組織学習(練習)は、「あれもこれも学ぼうとすると、どれもこれも身につかない」というジレンマとの戦いと言えます。


世の中は「これからは◯◯だ!」といったブームが来ては、「◯◯はもう古い!これからは△△だ!」といった新しいブームが来ることが繰り返されるので、「あの人もこの人もそう言っているから、◯◯はもう古いんだな。じゃあ今ブームになっている△△を学んでみよう」といったように、新たなブームの誘惑に「学びの目移り」が起こりがちです。


ただ、そのようなブームの中には、ネーミングが変わっただけで、本質は前と同じことだったりすることも、意外と多いかもしれません。であれば、「あぁ、今話題の△△って、実は前から学んできた◯◯と本質的には同じなんだよね。だったら、◯◯をさらに深めていこう!」といったように、新たなブームに目移りせずに、従来の学びをより浸透させていく営みが大切だと言えます。


さらに言えば、新たなブーム(学び)を見てしまう(知ってしまう)から目移りするのであれば、あえてそれを見ないようにする、言い換えば、ブームに対して健全に無関心になることも、時と場合によっては求められるのかもしれません。


もちろん、時代の変化によって新たに学ぶべきこともさまざまあるでしょうが、基本的には、やはり不変的(これまでもこれからも変わらない)かつ根本的(さまざまな物事の土台となる)な学びのほうが、組織学習の優先順位は高くなるのではないでしょうか。

 
 
 

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