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論理は内向きに働き、議論は外向きに働く

  • Writer: 佐藤 和弘
    佐藤 和弘
  • Jun 22
  • 1 min read

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個人の情理(本音)に素直に従えば、自施設全体のことより自部署のこと、自部署のことより自分自身のことといったように、論理は内向きに働くと言えます。


一方で、組織の合理に従えば、自分自身のことより自部署のこと、自部署のことより自施設全体のことといったように、議論は外向きに働くことが暗黙的に求められることになります。


ここで、内向きの論理と外向きの議論という相反する力の引き合いになるわけですが、これも例に漏れず程度問題で、外向きの力が強すぎると、本来はもっとスタッフ個人の身近な出来事に注目した話をするべき場面で、スタッフの実感から離れた大きな話になってしまいかねません(その逆も同様のことが言えます)。


いずれにしても、内向きの論理と外向きの議論という相反する力が現場を支配しているととらえておくこと、そして、物事が進まない場合は、それらのバランスに不整合が起こっていると考えてみることが大事になります。

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